茨城県は18日、同県茨城町の2養鶏場で、鳥インフルエンザの感染歴を示す抗体が検出されたと発表した。県内で感染が確認された養鶏場は38か所目。
2養鶏場はこれまでの検査では陰性だったが、検査が不適切だったとして、県が再検査したところ、抗体陽性が確認された。
2養鶏場は、県が家畜伝染病予防法違反(検査妨害)の疑いで、県警に告発した愛鶏園(本社・横浜市)が経営している。11月1日の検査時に、2養鶏場とも、それぞれ全4鶏舎のうち1鶏舎について、陰性の可能性が強いとみられる別の鶏舎の鶏をあらかじめ移して提出していたという。
県は今後、2養鶏場の計約16万羽をすべて処分する。
(読売新聞)