なぜ寄附講座か・・・?

前稿でお約束した通り、本稿ではなぜイシイは寄附をしてまで

家畜福祉に情熱をかけるかとうことについて、少しお話します。



一言でいえば…「家畜福祉が人類を生存のための方法と考えるから」だと

私は考えています。



なんだか大げさに聞こえますが、

自然界の弱肉強食、食物連鎖を考えれば当たり前のことではないでしょうか。

家畜は人間の食料です。家畜がコケれば、人類もコケます。



「家畜福祉」といって、一般の消費者はイメージがつくでしょうか?

日本国内ではもちろん付かない=普及していないのが現状で

「未だ家畜福祉を現状の畜産に応用できるまで研究が進んでいない」

のも事実です。


だからイシイは生産者として、先陣を切って、家畜福祉の研究に協力し

日本の畜産事情に即した、畜産技術の開発や家畜福祉的な飼育方法やその評価法などの

開発の一助を果たすことを決定したのです。



食生産と消費の現場があまりにも離れすぎた現代、

毎日の食品偽装や安全性に関するニュースが絶えません。


ここまできて漸く消費者は、食料がどのように生産されているのか

関心を持ち始めています。

生産現場を知って下さい。知ろうと努めてください。

今まで自分たちが食べてきたものがどれだけ安いか、

そのためにどれだけのストレスが人と動物に科されているか、

これからしばらくは「安全・安心を買う」時代になる気がします。


もう少し、みんなが余裕を持てて、ツルツルの卵じゃなくても

「健康な鶏が産んだ卵なら、きっと安全でおいしい」と思ってもらえる

時代がくること、そんな時代を創れることを望んでいます。
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by ishiinohiyoko | 2008-11-11 22:56 | 動物福祉と環境
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