カテゴリ:動物福祉と環境( 46 )

アニマルウェルフェア食品流通研究会

みなさんクリスマスイブにローストチキン食べましたか?

昨日初めて丸のまんま鶏を調理しました。

丸屠体なんて見慣れているはずの私でさえ、

準備の段階で食べるのに気が引けました。

「一般の人には無理だろうなぁ」と思いつつ、

「でも鶏の本丸が1年に1回1番出回るチャンスなのでお子様には

丸焼きを用意して頂きたい!」と思いました。


さて、アニマルウェルフェア食品流通研究会が発足し、

12月19日にAW普及セミナーの前に初めてなので少人数ですが、

第一回研究会が東京で開催されました。

参加者は大手小売店関係者、大手食品メーカー、大手食品卸業者などなど、

そうそうたるメンバーでした。

「農場と動物福祉の研究会」はありましたが、会員の多くは研究者、

生産者で、消費者と一番近い、流通業界の方はいませんでした。

が!「ヘルシー、おいしい」をキャッチフレーズに押し進められてきた

鶏肉生産・鶏肉消費でしたが、新鮮味にかけ、

新たな戦略として、アニマルウェルフェアに興味を持ってきているようです。

AW普及には生産者の理解、流通業者の正確な情報提供と価格設定、

消費者の理解と購買が必須です。


今年は農水省によってアニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針もだされ、

アニマルウェルフェア元年でした。

来年には世界獣疫事務局(OIE)からもガイドラインが発行される予定です。

動物の健康向上のためのアニマルウェルフェア。

人(生産者、流通業者、消費者)が幸せ(労働環境の改善、フェアプライス、安全安心)になるための

アニマウェルフェア。


来年も一歩一歩進めていきたいと思います。

良いお年をお迎えください。
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by ishiinohiyoko | 2009-12-25 17:45 | 動物福祉と環境

日本式アニマルウェルフェア普及の第一歩!

11月26日(木)に仙台の東北大学農学部雨宮キャンパスにおいて

アニマルウェルフェア普及啓発セミナーが開催されました。

同じ内容のセミナーが12月19日(土)に東京で開催されます。

興味のある方は是非ご参加ください。




本セミナーの目的は、(社)畜産技術協会を中心に検討された

アニマルウェルフェアの考えに対応した飼養管理指針が

(採卵鶏、豚、乳用牛、ブロイラーに関して)定められたので

それを生産者、消費者、畜産業界関係者にご理解いただくためです。


講演は
「アニマルウェルフェアに関する世界情勢と日本の現状」 松木洋一氏(農業経済学者)
「アニマルウェルフェアの考え方に対応した家畜の飼養管理指針」 菅谷公平(農林水産省)
「アニマルウェルフェアと家畜生産」佐藤衆介(動物行動学者)
でした。

アニマルウェルフェア畜産物の物流について、松木氏からお話がありました。

「ヨーロッパでは、アニマルウェルフェア畜産物への消費者の需要があり、

それに対応して生産者やリテーラー、NPOが動き市場を作っている。

生産者団体のアニマルウェルフェアの基準が統一されておらず

畜産物の貿易において障壁になっていることからWelfare Quality Projectを制定した。

宗教や食文化、飼育方式が全く異なるヨーロッパの基準を日本にそのまま取り入れるのは

無理である」と結論付けた。


また農水省の菅谷氏も

「まずは、アニマルウェルフェアという概念を生産者、消費者、関係者に普及することが第一。

欧米の右に倣えではなく、日本独自のアニマルウェルフェアを開発する必要がある」とした。


佐藤氏は生産性とウェルフェアレベルは比例するとし多くの研究結果を紹介した。

また一定レベル以上のウェルフェア改善だとコストがベネフィットを上回ってしまうのが

現状であり、そのバランスをとれる技術開発が必要だとした。


上記の内容はごく一部ですので、是非東京会場にお越しください。
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by ishiinohiyoko | 2009-12-03 14:10 | 動物福祉と環境

AWガイドライン制定

国内外でアニマルウェルフェアの関心が高まる中、

ついに日本においてもアニマルウェルフェアの考えに対応した

飼養管理指針(ガイドライン)が制定されました!


今回は豚と採卵鶏の飼養管理に関する指針です。

その内容はアニマルウェルフェアの
「五つの自由」
①飢え渇きからの自由
②苦痛、傷害または疾病からの自由
③恐怖および苦悩からの自由
④物理的、熱の不快さからの自由
⑤正常な行動ができる自由
に基づくものでした。

科学的な技術開発により、自動給餌器や空調機など機械化が進み、

餌が切れて家畜を空腹にさせることはなくなりました。

また、医療技術の進歩により開発された有効性の高いワクチンを

接種することで以前は大きな問題となっていた病気の発症も抑えられるように

なりました。

それぞれの技術の進化とともに、イシイは周辺事業部の業務を中心に

養鶏におけるアニマルウェルフェアの①~④に大きく貢献をし、

社会のニーズに対応した商品を提供し続けてきたと思います。



今回のガイドラインでは生産性との関連が明らかになっていないために

⑤の「正常な行動する自由」については

記載はありませんでしたが、今後の議論や研究が進めば

将来的にイシイの商品になる可能性がある分野だと考えられるのではないでしょうか。


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by ishiinohiyoko | 2009-06-03 18:06 | 動物福祉と環境

フランスで鳥インフルエンザ発生

2月に入り、本格的な寒さが到来すると思っていましたが、

今朝は春のような暖かさを感じました。


2月3日は節分ですが、この日農林水産省動物検疫所から

フランスからの家きん、家きん肉等の輸入を一時停止するとの連絡がありました。

理由はフランスにおいて弱毒タイプの鳥インフルエンザ(H5亜型)の発生があったためです。

これによって、㈱イシイのグループ会社である㈱アイピー通商が予定していた

フランスからの初生雛輸入もストップせざるを得えない状況になってしまいました。


日本の肉用鶏の親鳥(種鶏)は99%海外からの輸入に頼っているのが現状です。

しかし、このような輸入ストップの状況が続けば日本国内に鶏肉がない!

という事態も引き起こされるかもしれません。


そんな事態を回避するため、㈱イシイでは㈱ニチレイフレッシュと共同出資をして設立した

㈱ニチレイフレッシュファームで純国産和鶏の生産に取り組んでいます。


前回ご紹介した、仙台でのシンポジウムでは純国産和鶏のアニマルウェルフェア飼育の

可能性についての紹介を予定しています。


安全・安心な食生活のために必要なこと、みんなで考えましょう♪



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イシイ寄附講座HP




一般の人も大歓迎。是非ご来場下さい(*ノωノ)
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by ishiinohiyoko | 2009-02-05 18:39 | 動物福祉と環境

2009年は・・・

新年明けましておめでとうございます。

昨年は東北大学への寄附講座開設や川渡農場でのシンポジウムと

家畜福祉が学問から産業へと進化の一歩を踏み出したように思います。


さて、昨年の大きなニュースといえば、アメリカで端を切った不況が世界を

揺るがしました。

その中で行われたアメリカ大統領選挙は民主党オバマ氏が当選を果たし、

今までとは違う、新しい社会、新しい政治への国民の期待が導いた結果のような気がします。

オバマ氏が掲げたのは、”Change"という言葉。

流行語大賞とはいかずとも、ドラマの名前であったこともあり、人々に大きな印象を残しました。



経済性・効率のよさを追及して発展してきた畜産業も、ここにきて大きなChange=

変革の時期を迎えています。というのも、一国の元首を決めるアメリカ大統領選挙と同時に

カルフォルニア州では「家畜虐待防止法」制定に関する住民投票が行われたのです。

その内容は「農用家畜を不自由なく回転でき、横になれ、立ち上がれ、四肢を十分に

伸ばせないような方法で拘束することを禁止する」というものでした。

結果は、可決。

このようなアメリカや家畜福祉先進国のEUに対応しようと、

国内でも「快適性に配慮した家畜の飼養管理に関する検討会」が

開かれており、2010年には飼養管理のガイドライン策定の予定です。



口蹄疫、BES、高病性インフルエンザと、生産現場に深刻な問題が発生しています。

目先の利益に問われず、今まで違う、全く新しい視点で畜産=

食生産を持続的可能にするために、必要なのが家畜福祉であると

感じました。


家畜福祉の発展と皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます☆
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by ishiinohiyoko | 2009-01-07 13:26 | 動物福祉と環境

なぜ寄附講座か・・・?

前稿でお約束した通り、本稿ではなぜイシイは寄附をしてまで

家畜福祉に情熱をかけるかとうことについて、少しお話します。



一言でいえば…「家畜福祉が人類を生存のための方法と考えるから」だと

私は考えています。



なんだか大げさに聞こえますが、

自然界の弱肉強食、食物連鎖を考えれば当たり前のことではないでしょうか。

家畜は人間の食料です。家畜がコケれば、人類もコケます。



「家畜福祉」といって、一般の消費者はイメージがつくでしょうか?

日本国内ではもちろん付かない=普及していないのが現状で

「未だ家畜福祉を現状の畜産に応用できるまで研究が進んでいない」

のも事実です。


だからイシイは生産者として、先陣を切って、家畜福祉の研究に協力し

日本の畜産事情に即した、畜産技術の開発や家畜福祉的な飼育方法やその評価法などの

開発の一助を果たすことを決定したのです。



食生産と消費の現場があまりにも離れすぎた現代、

毎日の食品偽装や安全性に関するニュースが絶えません。


ここまできて漸く消費者は、食料がどのように生産されているのか

関心を持ち始めています。

生産現場を知って下さい。知ろうと努めてください。

今まで自分たちが食べてきたものがどれだけ安いか、

そのためにどれだけのストレスが人と動物に科されているか、

これからしばらくは「安全・安心を買う」時代になる気がします。


もう少し、みんなが余裕を持てて、ツルツルの卵じゃなくても

「健康な鶏が産んだ卵なら、きっと安全でおいしい」と思ってもらえる

時代がくること、そんな時代を創れることを望んでいます。
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by ishiinohiyoko | 2008-11-11 22:56 | 動物福祉と環境

エコフラワー


 化学肥料や農薬をあまり使わず、排水の管理もきちんとしている栽培方法で育てられた花を、「環境にやさしい花」としてロゴマークをつける認証制度が9月からスタートする。売れ筋の切り花であるバラ、カーネーション、キクが、中国や韓国などから安く大量に輸入され、国内産にとって「脅威」になっている背景がある。消費者にとっては、「安全・安心」を買うとともに環境保全に参加できる仕組みだ。

 認証制度は、花栽培の盛んなオランダで90年代に誕生した。環境問題に対する意識の高まりから、肥料や殺虫剤を過剰に与えることが問題視されるようになり、業界の自主規制が制度化されて定着した。現在では、オランダの財団法人「花卉園芸農業環境プログラム協会」が管理する認証制度が、世界24カ国で導入され34カ国で準備されているという。
 日本では、「MPSフローラルマーケティング」が認証権を委任され、学識経験者らで構成する基準設定委員会が、日本の気候にあわせた基準をつくる。生産者は、環境に対する姿勢や高品質をアピールできる利点がある。

 (詳しい記事)

 
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by ishiinohiyoko | 2006-08-25 10:05 | 動物福祉と環境

コンビニ、レジ袋削減へ


 ローソンやセブンイレブンなどコンビニエンスストア大手12社が2010年度までのレジ袋削減目標を設け、そのための取り組みを6月から全国約4万店で始めると発表した。
 取り組みの内容として、買った商品数が少ない客にはレジ袋ではなく、シールを張って対応するほか、削減の協力を呼びかける声かけ運動を実施する。また、品物の大きさに合ったレジ袋の提供を徹底することなどが挙げられた。

 (詳しい記事)
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by ishiinohiyoko | 2006-05-30 15:20 | 動物福祉と環境

環境に優しい自動車内装部品


 植物を原料にしたプラスチックや繊維が、自動車の座席やドアなどの内装部品に広く活用されそうだ。既に使われ始めている家電製品や食器などと比べ、自動車は強度や耐久性の向上がハードルだが、トヨタ自動車に続きホンダとマツダが実用化のめどをつけた。植物由来の素材の場合、石油系素材よりも、廃棄時に焼却する際の二酸化炭素増加を抑えられる。
 マツダは広島大などと共同で、強度に優れた植物原料プラスチックの開発に成功した。数年後に助手席の収納ボックスなどに使用するという。

 原油価格が高騰していく中、環境にも優しい植物を原料とした部品を使った車はこれからもっと必要になってくるんでしょうね。

 (詳しい記事)

 
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by ishiinohiyoko | 2006-05-29 16:10 | 動物福祉と環境

42年ぶり放鳥コウノトリの孵化


 兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園は、囲いに放たれた国の特別天然記念物コウノトリのペアが抱いていた卵3個のうち1個が孵化したのを確認した。
 飼育施設以外でのヒナ誕生は、1964年に福井県小浜市で確認されて以来42年ぶりだ。囲いの中から幼鳥を自然に帰す試みで順調に育てば7月にも巣立つ。

 7月に元気に巣立つ姿を見られるとといいですね。

 (詳しい記事)

 
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by ishiinohiyoko | 2006-05-19 16:46 | 動物福祉と環境