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みんなの幸せを考えたい

本稿から担当者が変更になりました。

至らない新人ですが、よろしくお願いいたします。


難しいことはよく分からないので、私と動物福祉の出会いについて

書きたいと思います。興味を持ってくださったら幸いです。



動物が大好きで、人間の生活が豊かで便利になる一方で

環境汚染が進み人間以外の地球上の生物が絶滅したり、

住処を失ったりすることが許せなかった幼少時代。

何か動物のためになりたい、と考え模索し続けた小中高時代。

獣医を夢見たり、環境改善のための研究をしようと考えたり

紆余曲折を経て出会ったのが、家畜(動物)福祉でした。

地球上にはいろんな動物がいるけど、

「家畜は人間のために命をくれている。この動物たちの幸せを考えよう!」と

思いました。

きっかけは大学時代に経験した豚と牛の解剖実験でした。

(解剖などの話しが苦手な方は、これ以降読まれないほうがいいかもしれません。)

生きた豚や牛を気絶させ、放血によって屠殺しました。

さっきまでブーブー、モーモーいって歩きまわっていたのに

あっという間に動かなく、冷たくなっていき

解体が進むにつれ、豚が豚肉へ、動物から食品へと変化を遂げていくのを

目の当たりしました。

その時、「私たちは豚や牛から命をもらってるんだ」と感じました。


その後の講義で家畜の生産性の改良が進む一方で、

脳が小さくなり、仔豚を踏みつぶしていても気づかない母豚の話や

搾乳に邪魔だから、衛生的でないからという理由で尾を切られた乳牛の

話しを聞いて、「こんなに動物を酷使していいのだろうか。」

と疑問に思わざるを得えませんでした。

「人間が生きるために家畜を食すのは仕方ないけれど、

せめてその家畜が生きている間は幸せでいてほしい。」

と強く感じたのです。


家畜(動物)福祉と愛護は少し違い意味合いを持つと私は考えています。

殺すのはよくないとか、可哀そう、保護だ!というのではなく

「家畜になるべくストレスをかけず、心身ともに健康に幸せに飼育されてこそ

安心で安全な畜産物が得られ、それを食す人間も幸せになれる」という発想を

家畜福祉というのだと私は思います。

遺伝的な改良が進み、肉を多く生産するようになっても

重くなった肉を支えるだけの骨の強度がないことや

大きくなりすぎた体に対して心肺機能が伴わず

新鮮な酸素や血液を送ることができずに疾患にかかる家畜が増えています。


目先の生産性や経済性だけでなく、持続可能な畜産業を子孫に残すために

今行わなければならないのが家畜福祉の普及だと考えています。


家畜の幸せは、人間の幸せであり、また未来の幸せです。

Win-Winの関係ではなく

Happy-Happyの輪を広げることをイシイは目指しています。
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by ishiinohiyoko | 2008-07-31 16:30