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寄附講座開設記念講演会の成功

11月15、16日に開催された、家畜福祉学(イシイ)寄附講座開設記念講演には

40名もの参加者が集まりました。

交通の便の悪い、川渡での開催にもかかわらず、

多くの方にご参加いただき、家畜福祉への関心と

講座への期待を多く寄せられているように感じました。

当初は、寄附講座に入学希望する学生向けに計画されていましたが、

畜産研究者や業界関係者、一般の方など幅広く情報発信、

意見交換ができ大変有意義だったように思います。


講演会の内容は、
佐藤衆介寄附講座教授による
「寄附講座の設立の敬意とその方向性」

竹内正博 弊社社長による
「寄附講座への期待、家畜福祉に対する生産者からの視点」

二宮茂准教授による
「家畜福祉とは、”行動の自由”に関する研究」

その他、佐藤教授の下で行われている家畜福祉の研究が紹介されました。

一般の方には、少し難しい内容だったかもしれませんが、

総合討論では活発に議論がなされ、

また夜の懇親会では、日付が変わるまで多くの方々が

意見交換をしている様子でした。

なかでも「個人では寄付はできないのか」との声もあり、

家畜福祉学へ単なる関心というだけでなく、

日本の食産業あるいは、自分たちの食生活のために!と

現実的にかつ真剣に家畜福祉を考えてくれる人もいるのだと思うと、

イシイが手掛けけていることは間違いではないと

確信がまた、一つ大きなものになりました。
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by ishiinohiyoko | 2008-11-25 17:27

なぜ寄附講座か・・・?

前稿でお約束した通り、本稿ではなぜイシイは寄附をしてまで

家畜福祉に情熱をかけるかとうことについて、少しお話します。



一言でいえば…「家畜福祉が人類を生存のための方法と考えるから」だと

私は考えています。



なんだか大げさに聞こえますが、

自然界の弱肉強食、食物連鎖を考えれば当たり前のことではないでしょうか。

家畜は人間の食料です。家畜がコケれば、人類もコケます。



「家畜福祉」といって、一般の消費者はイメージがつくでしょうか?

日本国内ではもちろん付かない=普及していないのが現状で

「未だ家畜福祉を現状の畜産に応用できるまで研究が進んでいない」

のも事実です。


だからイシイは生産者として、先陣を切って、家畜福祉の研究に協力し

日本の畜産事情に即した、畜産技術の開発や家畜福祉的な飼育方法やその評価法などの

開発の一助を果たすことを決定したのです。



食生産と消費の現場があまりにも離れすぎた現代、

毎日の食品偽装や安全性に関するニュースが絶えません。


ここまできて漸く消費者は、食料がどのように生産されているのか

関心を持ち始めています。

生産現場を知って下さい。知ろうと努めてください。

今まで自分たちが食べてきたものがどれだけ安いか、

そのためにどれだけのストレスが人と動物に科されているか、

これからしばらくは「安全・安心を買う」時代になる気がします。


もう少し、みんなが余裕を持てて、ツルツルの卵じゃなくても

「健康な鶏が産んだ卵なら、きっと安全でおいしい」と思ってもらえる

時代がくること、そんな時代を創れることを望んでいます。
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by ishiinohiyoko | 2008-11-11 22:56 | 動物福祉と環境