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アニマルウェルフェア食品流通研究会

みなさんクリスマスイブにローストチキン食べましたか?

昨日初めて丸のまんま鶏を調理しました。

丸屠体なんて見慣れているはずの私でさえ、

準備の段階で食べるのに気が引けました。

「一般の人には無理だろうなぁ」と思いつつ、

「でも鶏の本丸が1年に1回1番出回るチャンスなのでお子様には

丸焼きを用意して頂きたい!」と思いました。


さて、アニマルウェルフェア食品流通研究会が発足し、

12月19日にAW普及セミナーの前に初めてなので少人数ですが、

第一回研究会が東京で開催されました。

参加者は大手小売店関係者、大手食品メーカー、大手食品卸業者などなど、

そうそうたるメンバーでした。

「農場と動物福祉の研究会」はありましたが、会員の多くは研究者、

生産者で、消費者と一番近い、流通業界の方はいませんでした。

が!「ヘルシー、おいしい」をキャッチフレーズに押し進められてきた

鶏肉生産・鶏肉消費でしたが、新鮮味にかけ、

新たな戦略として、アニマルウェルフェアに興味を持ってきているようです。

AW普及には生産者の理解、流通業者の正確な情報提供と価格設定、

消費者の理解と購買が必須です。


今年は農水省によってアニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針もだされ、

アニマルウェルフェア元年でした。

来年には世界獣疫事務局(OIE)からもガイドラインが発行される予定です。

動物の健康向上のためのアニマルウェルフェア。

人(生産者、流通業者、消費者)が幸せ(労働環境の改善、フェアプライス、安全安心)になるための

アニマウェルフェア。


来年も一歩一歩進めていきたいと思います。

良いお年をお迎えください。
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by ishiinohiyoko | 2009-12-25 17:45 | 動物福祉と環境

日本式アニマルウェルフェア普及の第一歩!

11月26日(木)に仙台の東北大学農学部雨宮キャンパスにおいて

アニマルウェルフェア普及啓発セミナーが開催されました。

同じ内容のセミナーが12月19日(土)に東京で開催されます。

興味のある方は是非ご参加ください。




本セミナーの目的は、(社)畜産技術協会を中心に検討された

アニマルウェルフェアの考えに対応した飼養管理指針が

(採卵鶏、豚、乳用牛、ブロイラーに関して)定められたので

それを生産者、消費者、畜産業界関係者にご理解いただくためです。


講演は
「アニマルウェルフェアに関する世界情勢と日本の現状」 松木洋一氏(農業経済学者)
「アニマルウェルフェアの考え方に対応した家畜の飼養管理指針」 菅谷公平(農林水産省)
「アニマルウェルフェアと家畜生産」佐藤衆介(動物行動学者)
でした。

アニマルウェルフェア畜産物の物流について、松木氏からお話がありました。

「ヨーロッパでは、アニマルウェルフェア畜産物への消費者の需要があり、

それに対応して生産者やリテーラー、NPOが動き市場を作っている。

生産者団体のアニマルウェルフェアの基準が統一されておらず

畜産物の貿易において障壁になっていることからWelfare Quality Projectを制定した。

宗教や食文化、飼育方式が全く異なるヨーロッパの基準を日本にそのまま取り入れるのは

無理である」と結論付けた。


また農水省の菅谷氏も

「まずは、アニマルウェルフェアという概念を生産者、消費者、関係者に普及することが第一。

欧米の右に倣えではなく、日本独自のアニマルウェルフェアを開発する必要がある」とした。


佐藤氏は生産性とウェルフェアレベルは比例するとし多くの研究結果を紹介した。

また一定レベル以上のウェルフェア改善だとコストがベネフィットを上回ってしまうのが

現状であり、そのバランスをとれる技術開発が必要だとした。


上記の内容はごく一部ですので、是非東京会場にお越しください。
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by ishiinohiyoko | 2009-12-03 14:10 | 動物福祉と環境