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イギリスでのバタリーケージ撲滅の動き

こんにちは。12月に入り本格的に寒くなってきましたが、

風邪などひかぬよう、温かくして忙しい年末を乗り切りましよう!


さて、イギリスの英国環境・食糧・農村地域省の大臣Jim Paice氏が12月6日に発表した

採卵鶏のバタリーケージ飼育に関するニュースをお知らせします。


イギリス政府はウェルフェア基準と採卵鶏の住環境の改善のため、

そしてバタリーケージ飼育での鶏卵生産を抑制するために

厳格な活動に着手すると公表した。

EUでは2012年1月1日よりバタリーケージが禁止になっており、

卵生産者はより大きく快適なケージー巣箱と爪とぎスペースを含んでおり、

より自然な行動が許される-で鶏を飼育することが要求されているます。


大臣は下記のように述べています。

「バタリーケージが禁止されて以降も、5000万羽のヨーロッパのトリが

いまだに粗末な環境下で飼育されてることは受け入れられないことである。

我々はこれらの移行にあたり、多くの時間を費やしてきたが、13カ国のEU諸国は違った。

イギリスの鶏卵産業はトリにとってより良い環境を保証するために約4兆円を掛けてきた。


上記に従い、下記のような輸入に関する覚書を公表しています。

覚書
・EU委員会は1999年に、2012年1月1日より高ウェルフェアの
 エンリッチドケージに移行することを決定した。(準備期間は13年間)

・イギリスの鶏卵自給率高く、消費量の82%を自国で生産している。
 残りの18%は鶏卵と卵商品として輸入しており、半分が殻つきの卵で
 半分が液卵や粉卵である。

・もし殻付き鶏卵で不適合な卵が見つかった場合、
 動物健康獣疫研究所代理店は生産国の
 認証権威に対して、生産システムの確認書を要請する。
 もし違法なシステムからの商品であると
 判明した場合い、A級の認証をつけることは妨げられ、
 処理工場へ送られる(B級として)。
 また適合したシステムの鶏卵であることが判明した場合は、流通される。

・小売店、食品工場、食品サービス企業及び処理工場は公に
 イギリスの鶏卵生産者を支援するとしている。
 イギリス小売業組合は、主要な小売企業が従来型ケージの鶏卵を
 買うこと、またオリジナルブランドの原材料とすることはないと保証している。
 彼らは、ケージ飼育の鶏卵を買わないために、厳しいトレーサビリティーテストを
 導入するとしている。
 これらの保証をしているのは、Marks and Spencer, Morrisons, Asda,
  J Sainsbury, Co-operative Group, Tesco, Waitrose, Iceland Foods,
  Greggs, Starbucks and McDonald’sである。


EU内でも従来型ケージ飼育禁止への対応が異なるなか、

イギリスは投資をしてきただけに、強い姿勢を見せています。

今後のEUやイギリスの動向を追いつつ、

日本の取るべき対応を考える一助になれたら幸いです。



参考:DEFRA http://www.defra.gov.uk/news/2011/12/06/higher-welfare-eggs/
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by ishiinohiyoko | 2011-12-09 12:16 | 動物福祉と環境