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OIEにてブロイラー生産システムにおけるアニマルウェルフェア基準が採択

こんにちは!

じめじめ蒸し暑い季節に突入です。

鶏肉の主産地の一つである東北は、梅雨時期ストーブを出すほど

寒くなる時もあるので、生産者にとっては温度・湿度の管理が大変です。


さて、5月末にOIE(世界動物保健機構)はブロイラーの生産にステムにおける

アニマルウェルフェアのガイドラインを採択しました。

このガイドラインは、肉用鶏を健康に飼育するために注意すべき下記の11指標を定めています。

①死亡率及び罹患率
②歩行状態
③皮膚炎
④羽毛の状態
⑤疾病、代謝疾患及び寄生虫病の発生率
⑥行動
⑦水と餌の消費量
⑧成長率・飼料要求率
⑨損傷率
⑩目の状態
⑪鶏鳴

「もうこんなことやってるよ!」と考える生産者の方も
いると思いますが、今一度見直してみてはどうでしょうか。

たとえば、、、
①の死亡率では、斃死と淘汰で記録していると思いますが、
淘汰の要因別に記録しているでしょうか。
斃死があった場所、態勢などを記録し分析することで
鶏の健康状態を把握し、死亡率対策を立てるのに有効です。

②は給餌器や給水器にいけない程ひどい脚弱は
淘汰されますが、なるべく残しておきたいと思う生産者が多いのでは
ないでしょうか。出荷までに目標体重に達しなかった場合は
鶏は廃棄になり、エサ代が完全なロスになります。
淘汰方法を初め、今一度見直してみるのもよいと思います。

③と④は、敷料の質に大きな影響を受けます。
敷料の管理は鶏の健康と福祉に非常に重要です。
日本ではもみじ(足の部位)は商品にならないから気にしなくていい
のではなく、もみじの皮膚炎が重度だと歩留りが悪いとの実験結果も
あるので、床面の管理をしっかりしましょう!

⑤これはワクチン接種などにより徹底されていると思いますが、
 ねずみの痕跡はないかなど、衛生対策が重要です。

⑥以降はまた次回補足します。

鶏の心身の健康を保つため、これらすべてを実行するのは
容易なことではありません。

だからこそ、優秀な生産者には表彰やインセンティブが必要です。
みんながハッピーになれる畜産のシステム構築が
日本の鶏肉生産を支えることにつながると思います。

 
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by ishiinohiyoko | 2013-06-24 15:38 | 動物福祉と環境