グローバル企業のアニマルウェルフェアに関する動き

こんにちは!少しずつ秋が深まり、朝晩は冷えるようになりました。

この時期の鶏舎などの温度管理は注意が必要ですね。


気になるAW関連記事を見つけたので、ご紹介します。

サスティナブル・ブランドという団体の記事で、ネスレやフォーシーズンズホテルなどの外資系企業が

2025年までにケージフリーの卵を料理や製品の原料として取り扱うことを公表したのです。


加えて、ネスレは独自のアニマルウェルフェアの規定をもち、それらはOIEコードに基づき

5つの自由を重視して作成されているとのことです。


Four Seasons Hotel(フォーシーズンズホテル)の広報記事(英語)はこちら
(一部抜粋して訳)

先進的なフォーシーズンズホテルは、2019年12月31日までに

アメリカ、カナダおよびEUのホテルおよびリゾート施設において

100%ケージフリーの卵(殻付き卵と液卵)を調達することを約束した。

家畜のアニマルウェルフェアを推進するNPOのHumane Leagueとともに、

2025年までに全世界の全施設でケージフリーの卵のみを調達することを

最終目標とし、先進的に取り組みを始めた。

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日本国内でもHumane Leagueの活動は活発化していますが、

国内では未だに97%以上がバタリーケージ飼育です。

この生産方式を無意識のうちに支持してきたのは日本の消費者であり

私達自身であることを忘れてはいけないと思います。

生食が可能なほど衛生的で、1パック100円などスーパーの安売り看板商品を

実現してきたのが今の生産者であり、バタリーケージ飼育です。

どちらが良い悪いではなく、世界ではこんな動きがあるんだ、

消費者としてどのように生産された畜産物を食べたいか、

卵・肉・乳の生産方式、つまり鶏・牛・豚の生活環境に興味を

もってもらえたら嬉しいです。





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# by ishiinohiyoko | 2018-10-12 15:18 | 動物福祉と環境

OIEコードの更新

東京オリンピック・パラリンピックが2年後に迫り、
各方面からアニマルウェルフェアの話題が聞こえるようになりました。

前回の更新から5年の月日が流れてしまいましたが、
アニマルウェルフェアとブロイラー生産システムのOIEコードも
2018年8月10日に新しく更新されました。

内容に大きな変更点はなかったものの、
ブロイラーのウェルフェアを評価するには、設備や資材、設計ではなく、
動物の状態に基づいたアウトカムベースの評価項目を利用することが重要であると
加えられ、その重要性が強調されていました。

ブロイラーの福祉のための評価基準または測定項目は
2013年の基準同様、下記の通りです。

1. 死亡率、淘汰率および罹患率
2.歩様
3.接触性皮膚炎
4.羽毛の状態
5.疾病、代謝障害および寄生虫侵入の発生
6.行動
 (1)恐怖行動
 (2)空間分布
 (3)パンティングおよび羽の伸展
 (4)砂浴び行動
 (5)摂食、飲水、採食
 (6)羽つつき、カンニバリズム
7. 飲水量および摂食量
8. 生産成績
9. 損傷率
10.目の状態
11.発声 

前回の投稿では5の疾病、代謝障害および寄生虫の侵入まで
説明したので6の行動以降について解説します。

見ても分かる通り、評価基準が11あるなかで行動は更に細分化され
6つの測定項目が規定されています。
鶏の行動を日々観察することが重要なことがよく分かりますね。

(1)恐怖行動
恐怖を感じている鶏は人から回避する行動を示し、管理者が鶏舎内を
ゆっくり歩いたときよりも、早く歩いたときによく見られます。
また突然大きな音をたてると、驚いて逃げ、鶏が鶏の上に
重なり圧死を招くこともあります。
管理者は見回りの際に、ゆっくりと移動することがよいと考えられます。

(2)空間分布
鶏の空間分布の変化(群がりなど)は、温度的な不快あるいは、
湿った敷料の領域があること、あるいは照明、餌や水の分布が
偏っていることを示している可能性があります。

(3)パンティングおよび羽の伸展
過度なパンティングや羽の伸展は、暑熱ストレスやアンモニア濃度が
高いなどの劣悪な空気の質を示しています。
 2013年の規定では、「過度な」と「アンモニア濃度」の記述はなかったので、
ある程度のパンティングは止む終えないとの見方があった一方で、
アンモニアが鶏の福祉に大きく影響することが示されました。

(4)砂浴び行動
砂浴び行動は複雑な身体維持行動で、ブロイラーを含め多くの種類の鳥で
見られます。砂浴び行動をしている間、鳥の羽は敷料をほぐす働きもあります。
 今の時期はいいですが、冬は結露などで敷料も湿りやすくなります。
ブロイラーが砂浴びできるよう、定期的に床面の撹拌など管理の工夫が
必要になります。

(5)摂食行動、飲水行動、採食行動
摂食行動や飲水行動の減少は、給餌給水スペースが不適切または設置の不具合であることを含め、栄養の偏り、水や飼料の汚染などの管理の問題が示唆されます。
また疾病にかかったブロイラーでも、摂食量および飲水量の減少はよくみられることから餌や水の消費量を記録することが重要です。

(6)羽つつき、カンニバリズム
羽つつきは顕著な羽毛の損失を引き起こし、カンニバリズムにつなが恐れがあります。カンニバリズムは、他の鶏の肉を引き裂くなど、結果的に重大な傷を
引き起こします。異常行動は多数の要因に起因することが知られています。

7. 飲水量および摂食量
日々の飲水量を記録することは、鶏群の病気や環境温度、相対湿度、飼料消費量
及び他の関連する要因を考慮に入れたウェルフェアの問題を示す有効な
手段です。給水に問題があるときは、敷料の湿り、下痢、摂食製皮膚炎や
脱水症を引き起こす可能性があります。

8.生産成績
日増体重、飼養要求率、生存率は鶏の福祉を測定するのに重要な項目です。
よって、ある一定の福祉レベルを上げていくことは生産性も改善すると
考えられます。

9.損傷率
 損傷率は生産期間中あるいは出荷時などの捕鳥中の鶏群の福祉問題を示す
可能性があります。損傷には、他の鶏によるもの(ひっかき傷、羽毛の損失
または羽つつき及びカンニバリズムによる傷)及び皮膚炎(例えば接触性皮膚炎)
のような環境状況によるもの、並びに捕鳥などの人の介入によるものがあります。
捕鳥中に最も一般的に起こる損傷は打撲、足の骨折、翼の損傷及び
大腿骨の脱臼があげられます。
 2013年の規約では、「接触性皮膚炎」には触れていませんでしたが、
処理場で確認できる、福祉を評価する指標として有効とされています。

10.目の状態
 結膜炎は、ホコリ及びアンモニアなどの刺激物があることを示している可能性が
あります。またアンモニア濃度が高いと、角膜熱傷及び最終的に失明を引き起こす
可能性があります。目の発達以上には低照度と関連している可能性があります。

11.発声
発声は正および負の情動状態を示していると考えられます。鶏群の発声は経験の

ある管理者によって解釈が可能です。



このように、ブロイラーが正常に餌を食べ、水を飲み、

暑がったり、寒がったりせずに鶏舎内で均一に分布し、砂浴びをし

病気や怪我をせずに健康に成長することができれば、

ブロイラーの福祉は確保されています。


一羽でも多く高い福祉状態になるために、何を今すべきなのか

いろんな不安要因がありますが一つ一つなくして

いくこと、前回のチェックより良くなっていることが大事です。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



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# by ishiinohiyoko | 2018-09-12 17:20 | 動物福祉と環境

OIEにてブロイラー生産システムにおけるアニマルウェルフェア基準が採択

こんにちは!

じめじめ蒸し暑い季節に突入です。

鶏肉の主産地の一つである東北は、梅雨時期ストーブを出すほど

寒くなる時もあるので、生産者にとっては温度・湿度の管理が大変です。


さて、5月末にOIE(世界動物保健機構)はブロイラーの生産にステムにおける

アニマルウェルフェアのガイドラインを採択しました。

このガイドラインは、肉用鶏を健康に飼育するために注意すべき下記の11指標を定めています。

①死亡率及び罹患率
②歩行状態
③皮膚炎
④羽毛の状態
⑤疾病、代謝疾患及び寄生虫病の発生率
⑥行動
⑦水と餌の消費量
⑧成長率・飼料要求率
⑨損傷率
⑩目の状態
⑪鶏鳴

「もうこんなことやってるよ!」と考える生産者の方も
いると思いますが、今一度見直してみてはどうでしょうか。

たとえば、、、
①の死亡率では、斃死と淘汰で記録していると思いますが、
淘汰の要因別に記録しているでしょうか。
斃死があった場所、態勢などを記録し分析することで
鶏の健康状態を把握し、死亡率対策を立てるのに有効です。

②は給餌器や給水器にいけない程ひどい脚弱は
淘汰されますが、なるべく残しておきたいと思う生産者が多いのでは
ないでしょうか。出荷までに目標体重に達しなかった場合は
鶏は廃棄になり、エサ代が完全なロスになります。
淘汰方法を初め、今一度見直してみるのもよいと思います。

③と④は、敷料の質に大きな影響を受けます。
敷料の管理は鶏の健康と福祉に非常に重要です。
日本ではもみじ(足の部位)は商品にならないから気にしなくていい
のではなく、もみじの皮膚炎が重度だと歩留りが悪いとの実験結果も
あるので、床面の管理をしっかりしましょう!

⑤これはワクチン接種などにより徹底されていると思いますが、
 ねずみの痕跡はないかなど、衛生対策が重要です。

⑥以降はまた次回補足します。

鶏の心身の健康を保つため、これらすべてを実行するのは
容易なことではありません。

だからこそ、優秀な生産者には表彰やインセンティブが必要です。
みんながハッピーになれる畜産のシステム構築が
日本の鶏肉生産を支えることにつながると思います。

 
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# by ishiinohiyoko | 2013-06-24 15:38 | 動物福祉と環境

低気圧スタンニング(LAPS)が食鳥処理場での鶏のウェルフェアを改善する研究成果が発表!

GWも明けましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今月は、World Poultryで掲載されたニュースを紹介します。


イギリスのグラスゴー大学のDorothy McKeegan博士は、

食鳥処理場での低気圧スタンニング(low atmospheric pressure stunning:

LAPS)が鶏のウェルフェアを改善する成果を発表しました。

世界的には、電気スタンニングが主に使用されていますが、

鶏をフックに掛ける「懸鳥」時のストレスや効果にばらつきがあることから

EUでは電気スタンニングの使用が縮小される規制につながる可能性があるとされ、

本調査が行われました。


<実験概要>
LAPSにかけた28羽の鶏の心電図と脳電図を遠隔測定法により測定されました。

脳電図の分析により、LAPSにかけてから40秒で意識が失われると算出されました。

理由は、LAPSにかけてから10秒間は脳内のデルタ波の活動が増加し徐々に意識が、

失われ、30秒後にデルタ波の活動はピークに達し、その時点で脳電図シグナルは

外科的に麻痺状態になっていることを明らかにされました。


また、心電図の分析により、LAPSをかけてから心拍は一貫して減少し、

鶏の意識が回復したり心拍が増加する事例は全くなかった、としている。

これらの結果から、Dorothy McKeegan博士は、

「この科学的データは、LAPSにかけることで鶏を苦しませることはないということを

強く提示している」また、「この結果は、LAPSが屠殺前のスタンニング法として

効果的かつ人道的な代替手段となることを示している」としている。


この記事の詳細な、内容は下記のとおりです。

Poultry Science,
“Physiological Responses to Low Atmospheric Stunning and the Implications for Welfare”
(D. E. F. McKeegan et al; 2013 Poultry Science 92 :858–868).
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# by ishiinohiyoko | 2013-05-08 11:15 | 動物福祉と環境

ケンタッキーフライドチキンのAWの取り組み

ブログの更新が滞り申し訳ありません。

しかし、国内のAW事情は滞りなく動いています。


3月末、広島県安田女子大学で開催された、日本家禽学会の

ランチョンセミナー(お昼休み食べながらのざっくばらんなセミナー)にて

「日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)㈱のAWの取り組み」について講演がありました。


国内でKFCとピザハット、各々1180、365の店舗数を有する日本KFCは

国産鶏肉シェアの約6%を使用しています。

その日本KFCが

・AWへの適応で生産性は向上する
・AWは農場運営に必要な最低限のルールである
・AWへの適応を消費者は求めている

とAWを位置づけていました。

これは大きな流れが起こりそうです!!
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# by ishiinohiyoko | 2013-04-02 18:23 | 動物福祉と環境

みんな笑顔

こんにちは。すっかり、春らしく過ごしやすい季節になりましたね(^-^)

GW空け、仕事モードへの切り替えは順調でしょうか?


さて、今回は弊社のグループ会社、IP通商の商品を使った乗馬クラブの

ユーザーさんから嬉しいお声を頂いたのでご紹介します。


約3年ずっと肢の調子が悪く乗れない、体が強張って、カチコチの動きしか

できなった馬が、「ジョイントコンボ」

を給与したら、書いてあった通り5日目から効果が表れたというのです!!!\(^o^)/

昨年の冬までは馬房のなかで、じっとしてうつろな印象だった馬が、

オーナーさんを乗せて颯爽と春の風を切っている姿はまさに

馬らしい、生き生きした姿でした♪


乗れないからと言って手放すのもかわいそう、でも乗りたい、

いつかはよくなるんじゃないか?

そんなオーナーさんの希望をかなえ、馬の健康を取り戻したのが

「ジョイントコンボ」でした!

乗馬クラブのオーナーさんも大喜びです(^○^)


イシイグループの経営理念である

「環境保全と動物福祉を考え、関係する人と動物の生活をより良くする。」

が実現した一例でした!

これからもイシイグループはヒトと動物の健康と幸せに貢献し続けます!!
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# by ishiinohiyoko | 2012-05-08 10:09 | 動物福祉と環境

抗生物質とアニマルウェルフェア

すっかり春になり桜全前線は東北に差し掛かったところでしょうか。

日差しは暖かく感じますが、蔭に入るとまだひんやり感じる季節です。

新生活にも慣れ始めたこのころ、しっかりと体調管理していきましょう♪


さて、今回はWorld Poultry Netのニュースを紹介します。



「プロバイオティクスの使用することでブロイラーの脚弱が減少する」との記事です。

米国アーカンソー大学の研究チームは初生からプロバイオティクス添加飼料を

投与することで、骨髄炎を伴う細菌性軟骨壊死によって引き起こされる

脚弱が有意に減少することを明らかにしました。

しかし、この実験はワイヤー床で実施されており、鶏糞との接触が最小限に抑えられています。

日本のブロイラー農家のほとんどは敷料の上で飼育していることから、

悪性細菌との接触が多いのが現実です。


このような研究の成果からヒントを得て、産業規模で生かすかは双方の理解、協力関係が不可欠です。

人もトリも健康で幸せな畜産業、社会が実現する日が早く来ることを願います。
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# by ishiinohiyoko | 2012-04-19 12:24 | 動物福祉と環境

EU従来型ケージ飼育の禁止は・・・

こんにちは。今年の冬は一段と寒さが厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか。

鳥インフルエンザも今のところ大きな被害もなく

このまま春が来て欲しいと願うばかりです。


さて、今年1月1日からEUでは採卵鶏の従来型ケージ飼育が禁止されました。

しかし、現実では対応できていない国もあるようです。

1具26日付けでEuropean Commission - Press Releaseは

「委員会は13加盟国に対し採卵鶏の従来型ケージ飼養禁止を実行に移すように、強く迫る」


と発表しています。




対応が遅れているのは、ベルギー、ブルガリア、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、

キプロス、ラトビア、ハンガリー、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニアの13カ国です。

これらの国は繰り返し行われてきた勧告にも関わらず、EUの法律を適切に守ってこなかったようです。

認められているケージは、一羽あたり少なくとも750㎠で、巣箱、止まり木、爪とぎ場がある

トリの生物学的・行動学的ニーズにこたえるケージです。

加盟国はこの指令を守ることが必須です。

加盟国が責務を果たさないことは、動物福祉だけでなく市場のゆがみを生じさせる可能性も

あります。

委員会は上述の諸国に対し、違法な生産者に対して正式な忠告の文書を送り二ヵ月で

対応するように働きかけるようです。


EU全土のレイヤーがエンリッチドケージで飼育されるようになるまでは

まだ時間がかかりそうです。
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# by ishiinohiyoko | 2012-02-06 13:59 | 動物福祉と環境

鶏卵肉情報に投稿!

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

昨年は震災もあり大変な一年でしたが、

今年一年は良い年にしたいものです。


さて、2012年1月号の「鶏卵肉情報」新春特大号で

『動き始めた「アニマルウェルフェア」』が特集されています。

そこで弊社社員が記事を投稿しておりますので、

興味のある方は是非ご覧ください!!

・世界的に実行段階に入ったアニマルウェルフェアへの対応  P62-67

・アニマルウェルフェアは特別なものではない
 -中国の現地調査、国内でのAW評価を通じて- P52-55



また記事に対し、十文字チキンフーズ代表取締役社長十文字保雄様が

自身のブログでご感想を書かれているので、こちらも是非ごらんください!

http://www.kimajime.com/


このようにアニマルウェルフェアが産業界に認知され始めたことを嬉しく思います!

今年一年日本におけるアニマルウェルフェア飛躍の一年でありますように☆

そして、みなさまのご健勝を心よりお祈りいたします。
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# by ishiinohiyoko | 2012-01-16 09:31 | 動物福祉と環境

イギリスでのバタリーケージ撲滅の動き

こんにちは。12月に入り本格的に寒くなってきましたが、

風邪などひかぬよう、温かくして忙しい年末を乗り切りましよう!


さて、イギリスの英国環境・食糧・農村地域省の大臣Jim Paice氏が12月6日に発表した

採卵鶏のバタリーケージ飼育に関するニュースをお知らせします。


イギリス政府はウェルフェア基準と採卵鶏の住環境の改善のため、

そしてバタリーケージ飼育での鶏卵生産を抑制するために

厳格な活動に着手すると公表した。

EUでは2012年1月1日よりバタリーケージが禁止になっており、

卵生産者はより大きく快適なケージー巣箱と爪とぎスペースを含んでおり、

より自然な行動が許される-で鶏を飼育することが要求されているます。


大臣は下記のように述べています。

「バタリーケージが禁止されて以降も、5000万羽のヨーロッパのトリが

いまだに粗末な環境下で飼育されてることは受け入れられないことである。

我々はこれらの移行にあたり、多くの時間を費やしてきたが、13カ国のEU諸国は違った。

イギリスの鶏卵産業はトリにとってより良い環境を保証するために約4兆円を掛けてきた。


上記に従い、下記のような輸入に関する覚書を公表しています。

覚書
・EU委員会は1999年に、2012年1月1日より高ウェルフェアの
 エンリッチドケージに移行することを決定した。(準備期間は13年間)

・イギリスの鶏卵自給率高く、消費量の82%を自国で生産している。
 残りの18%は鶏卵と卵商品として輸入しており、半分が殻つきの卵で
 半分が液卵や粉卵である。

・もし殻付き鶏卵で不適合な卵が見つかった場合、
 動物健康獣疫研究所代理店は生産国の
 認証権威に対して、生産システムの確認書を要請する。
 もし違法なシステムからの商品であると
 判明した場合い、A級の認証をつけることは妨げられ、
 処理工場へ送られる(B級として)。
 また適合したシステムの鶏卵であることが判明した場合は、流通される。

・小売店、食品工場、食品サービス企業及び処理工場は公に
 イギリスの鶏卵生産者を支援するとしている。
 イギリス小売業組合は、主要な小売企業が従来型ケージの鶏卵を
 買うこと、またオリジナルブランドの原材料とすることはないと保証している。
 彼らは、ケージ飼育の鶏卵を買わないために、厳しいトレーサビリティーテストを
 導入するとしている。
 これらの保証をしているのは、Marks and Spencer, Morrisons, Asda,
  J Sainsbury, Co-operative Group, Tesco, Waitrose, Iceland Foods,
  Greggs, Starbucks and McDonald’sである。


EU内でも従来型ケージ飼育禁止への対応が異なるなか、

イギリスは投資をしてきただけに、強い姿勢を見せています。

今後のEUやイギリスの動向を追いつつ、

日本の取るべき対応を考える一助になれたら幸いです。



参考:DEFRA http://www.defra.gov.uk/news/2011/12/06/higher-welfare-eggs/
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# by ishiinohiyoko | 2011-12-09 12:16 | 動物福祉と環境

アニマルウェルフェア普及啓発セミナー

こんにちは!

先日行われてたアニマルウェルフェア普及啓発セミナーは

ブロイラー生産企業、生産者、リテーラー、研究所の方々など

50名以上の方に参加して頂きました!


質疑応答では初め、なかなかフロアから意見が出ませんでしたが、

「家畜の幸せを考えることは人の幸せを考えること」という発表に

ご賛同いただきました(*^_^*)


生産者が過酷な労働環境(汚い、臭い、危険=3K)で仕事をしているなか

鶏の福祉を考えろ問われても無理で、労働環境の整備、実際に鶏を扱う人への

配慮がなければ鶏の幸せ、快適な生活は保障できないという考えです。

生産者に気持ち良く、誇りをもって仕事に励んでもらえるような

工夫としてユニフォーム、マスク、ゴーグルの配布を提案しました。


雇用主と労働者、その関係はただ単にお金の受け渡しだけでなく

信頼、思いやり、誇りがあってこそ、よりよい社会へのサービスに

つながるはずです。



「アニマルウェルフェア」

初めは家畜の幸せ、快適性を考えていことが

自然と人の働くこと、幸せについて考えることになってるんです。

素敵でしょ☆




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# by ishiinohiyoko | 2011-10-11 11:12 | 動物福祉と環境

アニマルウェルフェア普及セミナー実施

こんにちは。10月になり秋も深まっておりますが

いかがお過ごしでしょうか。

告知です!

アニマルウェルフェア普及セミナーが10月7日(金)に実施されます。

今回はブロイラーに特化したセミナーですが、

アニマルウェルフェアの概念、世界的状況、国内の状況などの全体像と

生産現場やアニマルウェルフェア評価方法などの実態の双方を

知っていただく好機だと思いますので、是非ご参加ください。


講演内容は下記の通りです。

(1)アニマルウェルフェアの国内外の情勢
   佐藤衆介し(東北大学大学院農学研究科教授)

(2)アニマルウェルフェアの指標となりうるか?
 ブロイラー趾蹠皮膚炎の発生実態と発生予防
 高瀬公三氏(鹿児島大学農学部獣医学科教授)

(3)ブロイラーでのウェルフェアレベル評価と向上のための対策
  小原 愛(東北大学FSC客員研究員、株式会社イシイ)

参加申し込みは10月4日となっておりますが、受付可能です。

申し込み方法は、

oubo@jlta.jp または FAX:03-3836-2302
(社)畜産技術協会 緬山羊振興部 あてに
ご所属先、申込者名、電話番号、fax番号、e-mail,参加者名
を添えてお申し込みください。



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# by ishiinohiyoko | 2011-10-05 11:38 | 動物福祉と環境

アメリカで採卵鶏の従来型ケージ使用禁止。

アメリカの動物保護団体である全米人道協会(HSUS)と

採卵鶏飼養羽数の約80%をカバーする全米鶏卵生産者協議会(UEP)との間に

従来型ケージ飼育の禁止としる協定が7月7日結ばれました。

本協定は2012年1月1日から従来型ケージ飼育となるEU Directiveに追従するものと考えられており、

今後連邦法として従来型ケージの使用禁止をにも働き掛けるとのことでした。

期限は2029年12月31日までとしていますが

アメリカ型の業界主導によるアニマルウェルフェア対応を志向してきた日本においても

影響が現れるのは必至です。


従来型飼育ケージでは、一羽の鶏にA4一枚ほどの飼育面積しか与えられず、

羽を広げることはもとより、むきをかえることもできず、

止まり木止まり行動や、爪とぎ、営巣行動も発現できませんでした。



今後はこれらの行動を保障するエンリッチドケージや、エイビアリーシステムが注目される

ことになると思います。

日本は特に生で卵を食べるために、放牧のようなイメージの良さだけではなく、

衛生・管理のしやすさ、鶏の福祉を考えるべき日が目前にまで迫っています。


写真:カーテン、止まり木、爪とぎのついたエンリッチドケージ
(鶏は無防備なる産卵時、暗いところを好むのでカーテンが重要である)
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# by ishiinohiyoko | 2011-08-01 12:18 | 動物福祉と環境

家畜福祉学寄附講座


こんにちは!急に暑くなってきましたが、お元気ですか?


6月15-16日と東北大学大学院農学研究科で

8社から寄付支援をうけた家畜福祉学寄附講座の意見交換会が行われました。

講座の前身である家畜福祉学(イシイ)寄附講座の二年半の研究成果と

今後の研究教育の方向性について佐藤教授から説明がありました。

またアニマルウェルフェアの現状として、

特にOIEやEUの動きについて、弊社社長は「鶏卵・鶏肉産業の未来」と

題して家畜福祉の可能性をしめしました。

そのほか、支援企業からの期待や要望、

東北大学大学院農学研究科応用動物系の先生方にも

ご参加いただき、各分野第一線でご活躍の先生方に

多角的に家畜福祉についてアドバイスを頂きました。

16日は実験施設見学をしました。


支援企業の方からは生産農家の調査の協力も得られ

家畜福祉が生産現場で実現する日が確実に近付いていることが

感じられました。


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# by ishiinohiyoko | 2011-06-24 17:06

原発20km圏内家畜殺処分と活用方法

こんにちは。福島第一原子力発電所の事故を受け、

20km圏内の家畜の殺処分が漸く決定し、23日から実施されるようです。

ブロイラーやレイヤーは停電で換気ができない、水が飲めない状態が

3日も続けば致命的になります。また乳牛も大量の水を飲み牛乳を体内で

作り出すので、断水は命とりになります。

このような状態が二か月も続き、多くの家畜が餓死しました。

しかし、放牧された豚と肉牛などそれぞれ200頭と300頭を

ただ殺処分するのではなく、研究対象として利用できないかとの動きがあります。

殺処分するのは忍びないという生産者も多く、

研究者たちに研究計画の提出が求められています。

被ばくした家畜の生体および生産物への影響を調査するために

主に利用されると予測されますが、せっかく生き長らえた命を無駄にせず

活用してほしいと思う一方、実際に20km圏内で調査研究するための

コストや人体へのリスクを考えると越えなければならない壁は

多く残されていと感じます。
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# by ishiinohiyoko | 2011-05-19 10:38 | 動物福祉と環境

災害時の動物への対応Ⅱ

相変わらず余震が続いていますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今回の震災で大きな打撃を受けた、東北地方は畜産の盛んな地域です。
特に岩手県はブロイラーの出荷数全国シェア15.9%(2009年)を誇る
産地です。大手ブロイラーインテグレーションは
3月20日までに23万羽を飢えと寒さにより死亡させたとの
記載もありました。(3/21日本農業新聞)

また秋田県に関する震災の報道は比較的に少ないですが、
ガソリン不足による飼料運搬が困難になり
苦しんでいる養豚農家もあると書かれていました。(3/19 読売新聞)

家畜福祉の観点からいうと、
餌不足による餓死、冬季でも暖房がないことによる
寒さによる死亡、換気不足による病気の発生など
かなり深刻な問題です。
家畜が生きるための環境を整えられないのであれば、
死ぬまで生かすのではなく、安楽死させることが
この場合適切と考えられます。

しかし生産者自らの命や生活が緊迫しているなか
「まともに生かしてやれないから」という理由で
家畜を安楽死させる判断は、
事態が発生してからではできません。
よって事前に処分方法や場所をきめておく必要があります。

それと同時に、安価な畜産物生産のために
効率や生産性を最優先した現代畜産の問題点も
浮き彫りになりました。
コスト抑制のため畜産でも大希望企業経営が主流になりつつありますが
一日の餌の量も当然ながら莫大になり
緊急時で容易に手配できる量ではなく、
多くの犠牲を出したのが前述した例です。

そんな中、飼料米を自社栽培する岩手県のある肉用鶏の養鶏場では、
飼料の運搬がストップしたさいに、備蓄していた飼料米を給与して
ほとんど死鳥を出さずに済んだそうです。
目先の利益だけでなく、いざという時のリスク管理への投資
余裕をもった生産システムによってこの危機を
乗り切れたともいえるのではないでしょうか。

これまでの輸入飼料依存や、エネルギー消費の大きい
畜産を見直し、新たな飼育システムの開発の必要性が
差し迫っています。
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# by ishiinohiyoko | 2011-04-12 16:41 | 動物福祉と環境

災害時の動物への対応

東日本大震災の犠牲者および被災者の方々に
心よりお見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復興をお祈りいたします。

今回の震災は津波による甚大な被害を及ぼしました。
また震災に伴い福島原子力発電所の事故により
多くの人々が避難生活を余儀なくされています。

そんななか、畜産農家の多くもその被害をうけ家畜を含む家財
すべてを失った方もいます。
かろうじて助かっても、家畜にやる餌がなかったり、
避難指示を出されても「わが子同然の家畜をおいていけない」と
いった農家もいるようです。
(2011.3.30 asashi.com)

人の被害が状況が次第に明らかになりつつ今、
やっと家畜やペットなどの被害実態についても
メディアで取り上げられるようになりました。

WSPA(World Society for the Protection of Animals:
世界動物保護協会)の災害時対策チームは
震災4日後に日本入りし、
政府関係者や地元の専門家とともに
被災地のペットや家畜の被害状況調査を行いました。
https://www.wspadonations.org/pages/3655_japan_disaster_appeal_3_11_version_f.cfm
ペットは飼い主にとっては家族同然であり、
家畜は農家にとって財産そのものです。

今後は人間同様、人間の管理下にある動物も
災害時にどのように対応させるべきか検討することが
人にとっても、動物にとっても被害を最小限に抑えるために
必要だと感じます。
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# by ishiinohiyoko | 2011-04-04 09:00 | 動物福祉と環境

獣医師によるアニマルウェルフェアセミナー

みなさま、こんにちは!

年度末で春がそこまで来ていますが、
また寒さが巻き返してきているので体調管理に気をつけてください!


さて、先日、東北大学医学系研究科附属動物動物実験施設において、
アニマルウェルフェアセミナーが開催されました。
一回目は家畜福祉学(イシイ)寄附講座の教員3名が家畜および実験動物の福祉について
話題提供しましたが、
二回目となる今回は大阪大学医学部動物実験医学教室の黒沢先生から
「動物福祉に関する国際的動きー実験動物福祉ー」と題して話題提供がありました。

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黒沢先生の御講演



筆者は恥ずかしながら、これまでは家畜のウェルフェアに関する動きを
追うのに精いっぱいでしたが、
今回のセミナーで実験動物のウェルフェア実現の難しさ、課題、また家畜のウェルフェアとの
共通点等を獣医師、実験動物管理者のみなさまと共通認識できたことが大きな収穫でした。
OIEについては度々このニュースでも取り上げてきましたが、
OIEは口蹄疫や鳥インフルエンザなど動物の疾病蔓延予防につとめる国際機関です。
一般的に品質保証なので良く知られるISOの加盟国が130余であるのに対し、
OIEは178の国と地域が加盟しており、まさに国際基準であると言えます。
そのOIEの基準の中で、実験動物や家畜においてもアニマルウェルフェアの
重要性を規定しています。


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OIE事務所の入り口




その規程の翻訳に携わった黒沢先生は"care"を試行錯誤の末、
”愛護”と一度翻訳されました。
例えば実験で手術を行ったマウスは安静に、かつ慎重に
世話しなければならないという意味で「術後管理」という単語が使われていたようです。
しかし、今や患者、患畜を「管理」という上からの扱いではなく、
人と動物の対等な関係性をより示す「愛護」や「配慮」のほうが
適切であると言う考えが、背景にあるとのことでした。
また文書のなかで同じ”care”という単語であっても、場合によって意味合いが異なり
「管理」の方が良かったり、「配慮」の方が良かったり、さまざまで翻訳にあたって
大変骨を折られていたとのことでした。
その結果、あらゆる誤解を避けるために、そのまま「ケア」としてしまうのが
適当ではないか?!との結論に至りましたが、
筆者はかえって意味があいまいになるようにも思えました。



セミナーの参加者、また専門家の中でも愛護、福祉、ウェルフェアの
認識の違いがあるなか、これらに対して一般市民に正確な理解を得るには
かなり時間がかかりそうです。
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# by ishiinohiyoko | 2011-03-03 12:36 | 動物福祉と環境

鳥インフルエンザと現代畜産

こんにちは。

鳥インフルエンザが九州を中心に猛威をふるっています。

口蹄疫といい、鳥インフルエンザといい、現代畜産に警鐘をならしているようにも感じます。


九州の人口は全国の10%ほとなのに対し、採卵鶏・肉用鶏の生産額は全国の

約26%にものぼり、九州で養鶏業が盛んなことが分かります。

このことはつまり、農場間の距離も近く、感染症が発生すると一気に感染が拡大してしまう

一つの要因と考えられます。

気候や地価、地理的特性から地方で養鶏業が盛んになるのは

理解できますが、今回の鳥インフルエンザを受けて、

生産地の分散化も検討する必要があるように感じます。
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# by ishiinohiyoko | 2011-02-07 11:13 | 動物福祉と環境

馬輸送事故

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

色づく木々に秋を感じる一方、
寒さは一気に冬!と震える朝晩です。

11月8日福島県会津若松IC付近で
食用に輸送されていた馬を載せたトラックが横転し
9頭中5頭が死亡するという、悲しい事故がありました。

ニュース報道もされ、力なく横たわった馬や
足を怪我し、歩行困難な状態の馬の映像に心が痛みました。
同じように命を絶つにしても、食肉となって人の命に
つながっていくはずでした。
せめて無駄な事故・無駄な死にしないためにも、
このブログを読んでくださった方々には
命を扱う仕事の責任を改めて感じていただければと思います。


世界の90%以上の国々が加盟する国際獣疫事務局(OIE)では
輸送および屠殺に関するアニマルウェルフェア基準が
すでに施行されています。
2012年にはアジアのアニマルウェルフェア推進国として
OIE国際会議が日本で開催される可能性があります。

しかし日本では未だ畜産関係者や生産者の
アニマルウェルフェアの認知度が低いのが現状です。
これからはやはり多くの関係者により正確かつ早い情報発信、
教育の必要性を強く感じます。
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# by ishiinohiyoko | 2010-11-10 09:50 | 動物福祉と環境

アニマルウェルフェア普及活動

10月9日(日)に東北大学の川渡フィードセンターで市民を対象にした
開放講座が開かれました。そこで家福祉学(イシイ)寄附講座は研究紹介をしました。

参加者は農業や畜産に高い関心をもった市民のみなさんで、
フィールドツアーで田んぼを見学する際には
雨がぱらつくのも気にせず、先生方の説明を熱心に聞いていました。

「こんな意識の高い市民になら、家畜福祉の重要性も伝わる!!」と
思い研究紹介にも熱がはいりました。

ポスターを使っての研究紹介。
説明の最中にも質問やご自身の体験に基づいたご意見等を
いただきました。
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そして最後に念押し!
「個人からも寄付も受け付けておりますので是非よろしくお願いします!!」

「おれのなけなしの小遣いなんだぞ!」といいながら

寄附をいただきました。


しっかり伝えれば理解し支援してくれる方々は絶対います!

これからはいかに情報を発信し、理解を広げていくかが重要です。

情報発信の重要性を身をもって感じた開放講座でした。

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# by ishiinohiyoko | 2010-10-20 17:52 | 動物福祉と環境

猛暑とアニマルウェルフェア

ご無沙汰しております。
毎日、日本各地で猛暑が続いておりますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

この暑さにより家畜も熱中症にかかり、東北ではニワトリが
約4万羽、九州では約3万羽が死亡したと伝えられています。
被害額は約3800万にも上ると考えられ
経済的にも大きな打撃となりました。

産業としても大きな問題になりましたが、
アニマルウェルフェアの観点から言えば、
アニマルウェルフェアの原則である5つの自由が
保障されていなかったのでしょう。
五つの自由
①餓え、渇きからの自由
②不快からの自由
③病気・けがからの自由
④苦悩からの自由
⑤正常行動を発現する自由

暑熱ストレスは「②不快からの自由」がなかったということになります。
人為的に管理した環境の中にいる家畜は、
暑くても自分では対処する自由がありません。
(例えば、泥浴びをする、日陰に入る、風通しのいい場所に移動するなど)
なので、管理者には快適な環境を整えてやる責任があると思います。
そこでお薦めなのが弊社のクーリングパドです!!
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もちろん多くの農家さんが工夫をされ、より快適な環境を整備しようと
努力されていると思います。
しかし、特に今回は東北地方での被害が甚大であったことを考えると、
施設として暑熱対策が十分にされてなかった可能性あります。

地球温暖化や世界各地で起こる台風や山火事などの天災が相次いでいます。
日本でも来年以降もこのような気象が続くかもしれません。
予め対策をとることで、最悪の被害(命と飼育経費の無駄)をなくしましょう。
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# by ishiinohiyoko | 2010-08-10 14:21 | 動物福祉と環境

OIE連絡会議

ゴールデンウィークも明け、いよいよ春らしい気候になってきました。


ここで、ひとつCMです!

弊社から99%オーガニック国産ドッグフードPIYOが発売されました!


国産有機ドッグフードPIYO

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PIYOは化学肥料も使わない、有機畜産物であるオーガニックチキンと有機農産物で作った国産ドッグフード。

 有機畜産物とは、飼料は主に有機農産物を与えて、野外への放牧などストレスを受けずに飼育され、また、抗生物質等を病気の予防目的で使用せず、遺伝子組み換え技術を使用していない畜産物のことです。もちろん、PIYOの原料となる鶏肉は、JAS認定を受けた飼料で育てられています。

 有機農産物は、一定の農場の圃場(ほじょう)で3年以上、無農薬(化学合成農薬無使用)、無化学肥料(有機質肥料)で栽培され、その他にも、認証項目をクリアした農産物のことです。消費者の事だけでなく、自然環境との共生、循環も考えた栽培方法で、消費者に残留農薬による健康被害の心配もありません。さらに、化学肥料を使わないので、作物内の栄養分やミネラルのバランスが保たれ、野菜の味が濃く、おいしく感じられます。

有機(オーガニック)のメリットは、やっぱり安全と美味しさです。

ただ今HPで購入することが可能です。是非一度お試しください!

動物福祉の観点から動物実験なども一切行っていません。合わせてモニターも(PIYOのご感想を聞かせてくれる方)募集していますので宜しくお願いします♪








さて、話は変わりますが、5月23-28日にフランスのパリで第78回OIE会議が開催されます。

今回の議題は下記の3つです。
① 疾病横断的項目の改正案、
(病気の診断、リスク分析、獣医部局、一般勧告、貿易措置・輸出入手続きと獣医師による証明)
② 獣医公衆衛生及びアニマルウェルフェア関連項目の改正案、
  (特に家禽についての追記、実験動物に関する事項)
③ 個別疾病項目の改正案
  (口蹄疫およびBSEについて)

これらに対し、日本内で意見をまとめるためにOIE連絡会議が開かれ、準備にかかっています。

今回のOIEの動きから、アニマルウェルフェアは獣医師にも求められる領域となってきたと

いえるのではないでしょうか。

OIEで採択された事項は加盟国の義務となります。

決まってからの対応がゼロスタートにならないよう

日ごろから国際的な基準を意識しておく必要がありそうです。
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# by ishiinohiyoko | 2010-05-06 18:31 | 動物福祉と環境